第2章 【01】バスケ部とちゃうらしい
*****
昨日で夏休みも終わり、今日は始業式。
転入(校)生の私は両校の宿題はなく、夏休み最終日を優雅に終わることができた。
『・・・・・よし』
洗顔や歯磨きを終わらせ、自室で制服に着替えて全身鏡で頭の先からつま先までチェックする。
引っ越す前に短くした髪は、ワックスで毛先を遊ばせてみたり。
せっかく出てる耳は控えめに、でもゴールドのシンプルなアクセサリーを01つ飾ってみたり。
とにかく男らしく。。。
「あんまり気負ったら逆に変やで?
俺って言いづらかったら僕とか、なんなら小春チャン系でいくとか。
・・・無理せんようにね」
朝食を摂りながらお母さんに言われたこと。
あんたが言うか?!って思うところもあるけど、なんやかんやで気にしてくれるお母さんに感謝し、『いってきまーす!』と大きな声で出発!
待ってろ!Enjoy学園生活!!
.