第1章 【00】期待したものと現実は違うらしい
夜、お父さんが帰ってきて、晩ご飯を食べながら昼間のことを話した。
「ふははは!
さすがお母さんやな」
『笑い事ちゃうわ!』
「でも他の子が味わいたくても味わえへんスリルと体験なると思わへん?」
「ほんまや!こんな体験できんの蓮だけちゃうか?」
『せやけど・・・』
「女子制服は仲良ぉなった子に貸してもらうとか、いろんな方法あるやろ」
『・・・・・せやな!』
「「『ははははは!!!』」」
やっぱり私はあほの子ですわ(笑)
その後、お風呂に入ったり歯磨きもして自分の部屋に戻ってきた私は、ベッドに横になりながらケータイのメール等をチェックしていた。
~♪~♪~
『もしもし?』
《あ、俺やけど》
『あぁ、どしたん?
珍しいやん』
《蓮の声聞きたくなってん》
『ふはっ!ありがとう』
《笑うなや》
『ごめんやん!』
《・・・えぇけど。
もう学校始まったん?》
『まだ。明後日からや』
《不安?》
『不安・・・やけど楽しみもある』
《そっか。頑張るんやで》
『うん!そっちもな』
《当たり前や。じゃあな》
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