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【庭球】甘酸っぱいチョコあられ【長編】

第12章 【10】綺麗と腹黒は紙一重



昼食が終わり 午後からは練習試合。
僕とカチロー君は とりあえず先に位置確認をして、後からコートに向かった。

コートは4面を使い 各グループで試合を行う。
(校内ランキング戦みたいな感じで)
僕達は その試合結果を集計したり、試合を終えた選手にタオルを配布したり バタバタと動き回った。

『あ!次は侑君と桃ちゃんやん!』
少しずつ慣れてきて ドリンクも作り貯めして クーラーボックスに入れといたり、タオルも枚数分用意したりすることで 空き時間を作ることができ、目の前のコートを見れば 今朝 少しだけ話せた侑君と桃ちゃんの姿があった。


「自分 えらい蓮と仲えぇみたいやなぁ」
「え?まぁ 同じクラスっすから」
「ふ〜ん・・・ま 仲良ぉしたって」
「はい??」
試合前に握手をしながら そんな会話がされているとは知らず、蓮は集計席から身を乗り出して 試合を楽しみにしていた。



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