第3章 【02】人は見かけによらんらしい
少しすると猫はふら~と何処かへ行ってしまった。
ちょっと残念そうやけど、えぇ顔してるから満足はしてるみたい。
『これで次も大丈夫やね!』
「あぁ。コツは掴んだ。
サンキュー、蓮」
『どういたしまして』
笑って『またね!』と手を振りながら言えば、薫くんも優しく微笑んで、「あぁ」と返してくれた。
そのまま僕は校門へ。
薫くんは部活へと向かった。
なんか久々にのほほんとした気分になれたわ!
薫くん、猫カフェ行ったらどうなってまうんやろ(笑)
今度誘ってみよかな!
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