第6章 その6.深入りしてはいけません
「だって、大野さんじゃないと無理だよね?」
「・・・・・え」
ほ、ほんと今日の先輩にはついて行けない・・・。
気分屋が過ぎます。
また先輩の発言に焦って、つい大野さんの顔色を伺うと、無表情のまま私を見ているその人と目があった。
「そうなの?」と普通に聞いてくるその人にもうわけがわからなくなる。なんなの、コレ。みんな一体どういう神経してるの。
「あ、い、いえ私は…有稀もいますですし、あ、二宮先輩もっ、それに相葉さんも松本さんも櫻井さんもっ・・・!だから私は大丈夫です!気にしないでください、」
もうそれだけ言って笑うしかなかった。
え、だって
そうだよね?
それが正解だよね・・・?