• テキストサイズ

片思いの終わらせ方

第5章 その5.毎度傷ついてはいけません









突然話すのを止めた私の顔を、
不思議そうな顔をした先輩が覗き込む。






「…大野さん、の?何。」











ダメだ、聞けない、
先輩には聞いちゃいけない。





「…あ、いえ、何でもありません。」





私が今質問する相手は、二宮先輩じゃない。
失礼します、とお2人にお辞儀してその場を離れた。










「……」

「…何?和也、どうしたの。」

「…いや、すげえ面白そうなんすけど。」

「え!?ちょっと、どこ行くの!?今日の約束は!?」

「あ、ごめん、急用できたからまた今度!」











/ 170ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp