• テキストサイズ

片思いの終わらせ方

第3章 その3.素直に信じてはいけません










ち、違う!先輩じゃなくてそのお隣の―・・・




そう言おうとした時、






「あ、子猫ちゃーん!有稀さーん!」

視線の先の相葉さんが私達に気づく。








「、なんか厄介なのに気づかれた。」

「うん、もう全力でこっちに来るよ。」










勢いよく私達の席に来た相葉さんは、
息も切らさずにそのまま喋る。





「あれーお昼ー?偶然!俺らもー♪」

「今日も元気ですね、相葉さん。」


有稀が微笑んで話しかけると


「有稀さん、俺ちょっと格好良くなった?」

「いや、まだ昨日と何も変わってません。」

「えー嘘お!まだまだかあ。」

「はい、全然まだです。
なんならスタートもしてないです。」

「き、きびしい。子猫ちゃん・・・」







相葉さんが慰めてと頭を向けるので、また肩をポンポンと叩いて、どんまいです、と言っておいた。










/ 170ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp