第9章 その9.自分だけ、ではいけません
これが私の答え。
かなり強引だけど、柚希ちゃんにはこれくらいしないと伝わらない。
寂しいなら
みんなで遊べばいいんだ。
一人じゃないって伝えればいいだ。
「じゃあまた明日ね、柚希ちゃん。」
「…ほんと勘弁して。」
そう言ってお店に入った柚希ちゃんは
本当に嫌がっていたけれど、
私なんて元々嫌われてるんだ!
ぶつかってみてダメだったら
また次を考えればいいだけ。
大野さん、
私諦めません。
大野さんが本当に笑って、
心から
柚希ちゃんを選ぶ、って言ってくれるまで。
私は大野さんが大好きです。