• テキストサイズ

片思いの終わらせ方

第6章 その6.深入りしてはいけません










「ふふっ、ちゃんて、ほんとおかしい。」

「ゆ、柚希ちゃんまで…」

「あ、ごめんね!ちゃん、…また、会える?」

「う、うん。」

「ほんと!?嬉しい!じゃあ連絡先教えて…?」

「あ、はい。」

「やった、じゃあ、また連絡するから。」

「うん!」



「……」

「ゆず、そろそろ行こう。おばさん待ってるでしょ。」

「…あ、そうだった、ごめんねちゃん、和也くん、また今度。」








そう言って笑う柚希ちゃんは、誰もが守ってあげたくなるような、柔らかい雰囲気があって、本当に大野さんとお似合いだった。



二人の後ろ姿を見て、ギュッ胸が締め付けられた。まっすぐ向いたまま、先輩に話しかける。








/ 170ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp