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ブラックラブ!after and another story

第4章 想いよ、永遠となれ。~玲央ver.~


ん?と顔を覗かれて、玲央さんの綺麗な顔立ちに顔が熱くなるのを感じながらも私は小さく頷いた。

玲央「ふふふ、正直者ね」

「す、すいません…」

玲央「いーのよ。でも、これはデザートだから、最後にしましょ。さ、早く召し上がって♪」

「あっ、はい!いただきます」

私は一口、ローストビーフをほお張った。

「…美味しい!!」

玲央「あら本当?」

どれどれと玲央さんもローストビーフを一口。

玲央「あら本当。あそこのデパート、なかなかやるじゃない」

「パエリアも食べましょう!」

これも美味しい、あれも美味しいとはしゃぐ私をみて笑う玲央さん。はっとなり食べるのをストップすると、玲央さんがさらに微笑む。

「す、すいません…私一人暴食して…」

玲央「いいのよ。私も結構がっついてるし」

そんなこと言ってるけど、玲央さんと私の食べ方は対照的だった。なんでも手をつけ食べる私と比べ、玲央さんは一口をちいさく、ゆっくりと優雅に食べていた。…女として、一人の女として…男性より女子力がひくいなんて…不覚!!

玲央「?」

「や、男性と呼んでいいのか…?」

玲央「・・・?」

はっと気がつくと玲央さんは若干眉を吊り上げていた。

玲央「男性と呼んでいいのかって、もしかして私のこと!?」
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