ブラックラブ!after and another story
第3章 想いよ、永遠となれ。 伊月ver
で、
今に至る。という訳でありまして…
「伊月さん…何処からそんな体力が…!?」
伊月「ハハハ 伊達に長年バスケやってないよ」
が体力なさすぎ、と言って手をさしのでてくれる伊月さん。若干馬鹿にされてるっていうのに、嬉しいと感じてしまう。
私は大人しくその手をとり、体を起こす。
伊月「さぁ、頂上まであと少しだ」
「ひぇぇ…」
伊月「なさけない声だすなよ ほら、ゆっくりでいいから」
そして私達はまた足を進める。
ストックを雪山にガッ、ガッと突きながら、私達は頂上を目指して行った。
数十分後…
伊月「着いたーーーー!!」
「つ、つかれ…ハァッ…まし、たぁっ」
その場で膝をついて一息吐いた私の背中をちょんちょんと指先でおす伊月さん。
「なんですか…?」
伊月「景色、見てみな」
「…わあっ!!!」
絶景。
その言葉が似合いすぎるというくらいの美しい眺め。
全体的に真っ白だが、山々、木々が黒い斑点のようにぽつぽつあって、空は青い。まるで地球全体を見回しているみたい・・・。
「綺麗…!」
伊月「良かったよ喜んでもらえて」
やっと笑顔になった私の顔を、伊月さんは幸せそうな顔で見つめているのに気がついた。
「…景色見てくださいよ」
伊月「いや、俺はの笑顔の方が絶景♪」
「なっ」
伊月「あ、顔真っ赤。」
「真っ赤じゃないです!ほら、ログハウスで一服しましょう!」
伊月「はいはい」
俺はの方が絶景
そんな言葉・・・キザだしくさいし…
不意打ちです…。