ブラックラブ!after and another story
第3章 想いよ、永遠となれ。 伊月ver
伊月「~!こっちこっち!」
「ハッ…ハッ…ハァ…ま、待ってください伊月、さん…ハァッ…」
伊月「風が気持ちいいぞ。早く来い!!」
「つ、かれまし・・・た。」
どさっと倒れこむ。
真冬といのに太陽がぎらぎら照らしていて、目をぎゅっと瞑った。眩しいなぁ・・・。
瞑っていた目を開けると、伊月さんが私の顔を覗き込んでいた。
伊月「大丈夫か?もう少しだ、頑張れ。」
にこっと微笑むあなた。
・・・あぁ、
眩しいなぁ。
時は戻って本日、2月13日の午前10時頃。
伊月さんからとんでもないメールがきたのが始まりでした。
【登山に行こう!!】
メールの本文を見たとき、私は唖然となった。
登山?登山って、あの、山を登るという登山ですか?この真冬の時期だから、雪山をストックとか使って登るのでしょうか。いい運動になりそうですね、ではいきましょう…
じゃぁなくて!!!
脳内で自らボケて、自らツッコミをいれてから私は急いで伊月さんにメールをかえした。
【いきなりどうしたんですか!?】
返事を待っていると、今度は電話でかえってきた。
私はまた急いで携帯をとり、通話ボタンを押した。
伊月『登山に行こう!!!』
「なんなんですか!?」
第一声がおかしいですよ!!!
伊月『いいじゃないか。リフレッシュになるだろ?』
「や、そういうことを聞きたいんじゃなくて・・・」
伊月『何故登山かって?前テレビでみて気持ち良さそうだったからかなぁ』
理由はそんなことですか…汗
伊月『…それとも、は、もう他に予定とか…入ってたり?』
急にしゅんとした寂しげな声になったのが分かり、行かなきゃ駄目みたいな雰囲気になってきた。
いや、行きますけど…。
「よ、予定はありませんし、今日はこれから暇なので、いいですよ?」
伊月『本当か!?良かった!じゃ、登山する格好で、11時、駅な!!』
え…?
「ちょ、11時って急すぎて…!もうちょっと後の時間とかにできまs…」
プーップーップーッ
・・・
行くしかないですね…。