第2章 出会いは運命(さだめ)
アリババside
シンドバッドさんがこいつをここに食客として迎えてくれると言ってくれた。
良かった…。
アイツのこともあるからなのか。
俺はどうしてもコイツのことをほっとけなくなったんだ。
早く目を覚ましてくれ。
無事…なんだろ?
頼む。
不安で不安で仕方がなかった。
このまま、こいつが目を覚まさなかったらどうしようって。
頼むよ…。
そして俺は、とあることに気付いた。
コイツの顔が…誰かに似てることを。
誰だ…?
目を覚ましたら、聞かせてくれ。
お前のことを…。