第4章 久しぶり
黄瀬
「そんな事よりっち、秀徳行ったって本当?!」
『うん、本当だよ。』
黄瀬
「マジなんすか…」
何故か暗い声を出す涼太。
『てか、電話なんかしてきて、どうしたの?』
ふと疑問に思った事を聞いてみた。
黄瀬
「なんか、久しぶりにっちの声が聞きたくなっただけっス。」
『なにそれー』
黄瀬
「ちょ、笑う事ないじゃないっスかー!」
『ごめんごめん。で、何で聞きたくなったの?』
黄瀬
「え…あ、いや…っちの久しぶりのメールに喜んでたら、っちが秀徳に行ったって言うから…そんで、急に声が聞きたくなったっス…」
『本当、急だね。』
黄瀬
「すみませんっス…」