第4章 久しぶり
ーsideー
『ん…んぁ? ……あれ、私寝ちゃってた…?』
皆にメールを送った後、私は眠気に促されるまま眠ってしまったのだ。
『あ、返事来てる。』
眠っている間に何人かから返事が来ていた。
『え!? 敦は秋田で、征くんは京都!?』
わ~…皆、見事にバラバラだね…
でも、見るからに皆バスケ部には入るみたいだね。
と言うことは、これからは皆、『敵』になるんだ…
『どうなるんだろう…』
今まではキセキの世代が最強だと言われてきた。
でも、そのキセキ世代が高校で夫れ夫れの道を歩んだ今、そのキセキ同士がぶつかる事になる。
『何か、想像つかないや…』
あんな事があったとしても、嘗ての仲間だったのだから。
それも、一人一人が強いから…