第4章 久しぶり
ー黄瀬sideー
黄瀬
「あれ、メールが来てる。」
今日はモデルの仕事が入っていて帰りが遅くなった俺は、マネージャーさんに車で送ってもらいながら、メールの存在に気付いた。
黄瀬
「え…っち!?」
メールの送り主はっちだった。余りにも大きな声だったらしく、マネージャーさんに「黄瀬、煩い!!」って怒られちゃったっスけど、今はそんな事気にしてる場合じゃなかった。
「っち、卒業以来っスね…」
っちからのメールでテンションが上がっていた俺だったけど、その内容は俺からしたら、あんまり良い内容ではなく…
黄瀬
「み、緑間っちと一緒!?」
マネージャーさん
「黄瀬! 煩いぞ!!」
黄瀬
「ぅ…すみませんっス…」
緑間っち良いなー…
てか、秀徳って事は東京っスよね?
黄瀬
「もー何で神奈川にあるんスかー…」
俺は肩をガックリと落とした。
あー…今無性にっちの声聞きたいっス…
居ても立っても居られなくなった俺は、LINEを開いてっちを見つけ出し、通話ボタンを押した。