第3章 過去
ちょっとみんなと違っただけ。ただ、みんなと目の色が違っただけ。
ただ、ただそれだけの事なのに、何故そこまで拒まわれなきゃいけないの?
私は、いつしか心を閉ざすようになった。
運動で、唯一バスケが好きだった私は、中学でバスケ部のマネージャーになった。
『そこで、真太郎達と出会った。』
最初こそは怖かったものの、みんなは私を認めてくれた。
青峰
「なんだ、その目。面白いな!」
大輝は私の目を面白いと言って、笑い飛ばしてくれた。
黒子
「僕は、その目がさんの個性だと思います。」
テツヤは私の目を個性だと言ってくれた。
緑間
「フン。目など、気にする事ではないのだよ。そんな事より、練習だ。」
真太郎は私の目を気にするなって言ってくれた。