• テキストサイズ

ONE PIECE[夜桜 ]

第9章 No.8


体から湯気を出して

髪を拭く。

脱衣場を見渡し


「あ、服忘れた」

誰もいないよね?

バスタオルを巻いて

二階の部屋に急ぐ

階段を登り

あともう少し!


そう思った瞬間


急にドアが開いた


ガチャ


「なっ!!!」

ゾロ
「?!」

ドンッ


「うげぇっ!」

ゾロ「うおっ!」


ユキはゾロに馬乗りになるように倒れた

「いた・・・くない!」

ゾロ「テメェ!な・・・・・・なんて格好してやがる!」

「服忘れちゃって・・・」

申し訳なさそうに下を向く



ユキの体をから甘くて欲情してしまいそうな匂いがする。

白い肌はほんのりピンクに染まり

顔も火照っている。

トドメをさすかのようなタオル姿。

こんな女を見て欲情しない男は居るのだろうか

ゾロ
「お前 そろそろどけって」

欲望が自身を尊重し始めた

これ以上はやばい。


ゾロが体を起こそうとする

「あっ!ちょっと待って・・・!」

ゾロが あ?と言った頃にはユキの体は傾いていた

(ゾロに動かれたら、バスタオル取れちゃ・・・!)

咄嗟にゾロの洋服を掴んだ

ゾロ「なっ!!!」

ドサッ
ユキとゾロの体制が逆になる

「急に動かないでよ」

ゾロ
「そーゆうのは 早く言え!」

「だって!ゾロったら 聞いてくれないだもん!」

ゾロ「言えば聞くだろうが!!!」

口論をしていると、前触れもなく

パラッ

ゾロ
「・・・っ!!?」

「どうしたの?顔真っ赤だよ?」

ゾロは黙ったままユキを見つめる

異変に気づいた時には遅かった

「きゃっ!!!」

ゾロの首に手を回し

ギュッ

と抱き寄せる

ゾロ
「お前 俺を誘ってんのか」

「違っ!見られないように抱き寄せたんでしょ」

でも、ゾロは半分裸の様なものだ


ユキの柔らかな胸がゾロの胸板にぶつかる

理性を飛ばさないように 自分をなんとか抑えていた


ユキのこの言葉を聞くまでは・・・
/ 58ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp