第9章 No.8
ゾロ「おまっ!如何したその血」
サニー号に帰ると ゾロ以外誰もいなかった、
「そーいえば 船番今日 ゾロだったね」
のほほーんと話をはじめる
ゾロは肩を掴み
ゾロ「おい!!!それはお前の血なのか?」
真剣な目をして 真っ直ぐ見てくる
「いや、私の血じゃないよ」
その真剣なゾロに押されて
慌てて答える
ゾロはユキの血じゃないとわかって
安心したように 息を吐いた。
ユキは心配しゾロを覗き込む
どうしたの?
口にはしなかったが
表情で読み取れた
ゾロは頭をガシガシっと掻いて
バツが悪そうに目をそらした
何か心配させるような事しただろうか
悩むユキにゾロは
風呂に入ってこい
と言い残し
何処かへ行ってしまった
風呂場の鏡を見ると
あ、ゾロが心配してたのは この格好だったからか。
髪は乱れ
口から血を出し
そして、真っ白なワンピースは返り血によって
まるで、地獄絵図だ。
「こりゃ、心配もするわな・・・」
フムフムと顔を縦に振りながら
洋服を脱いだ
バタン
ゾロは自分の部屋に入る。
どうしたんだ、俺は。
なんで、アイツの事になると・・・
あんな、必死になるんだ、
どうしちまったんだ
俺は。