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High School

第1章 Class1.恋人は爽やか副会長!?の巻


放課後、吹奏楽部の合奏を終えたももこは帰る準備をしていた。
「今日の太一先生も可愛かったなぁ。」
「のわりには先輩居眠りしてたじゃないですか。」
そう指摘したのはクラリネット担当の1年、ちえ。
「見てたの?」
「はい!バッチリ!…てか、ももこ先輩て剛センパイと同じクラスですよね?」
「そうだけど。」
「いいなぁ。」
「何が?」
「だって剛センパイちょーカッコイイじゃないですか!」
「そう?ただのエロ王子だよ。じゃ、お疲れ~。」
そう言うとももこは大スキな太一先生にもさようならをしに寄って、音楽室を出た。

その頃、音楽室の前に一人の男子生徒が立っている。
生徒会副会長、長野博だ。
そこへ部活を終えたももこが現れる。
「センパイ!委員会終わったんですか?」
「うん。予定より早く終わったから、一緒に帰ろうと思って。」
博の優しい微笑みに笑顔になるももこ。
「帰ろ。」
そう言って差し出した博の左手をそっと握るももこ。

二人は付き合ってまだ1ヶ月半。
他の生徒には内緒で一緒に帰れる時はこっそり二人で下校し、お決まりのカフェに寄る。
二人が付き合ってることを知っているのはももこの親友のきょうこだけだった。
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