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High School

第3章 Class3.岡田君の憂鬱(-.-)の巻


「私ね、2年の時に転校して来たの。先生とは前の学校で出会って。担任だったんだ。ずっと好きでね。告白したら先生は、卒業したら考えてもいいって言ってくれて。でもそれがバレて、先生は教師辞めさせられることは免れたけど、二人とも別々の学校に行って、もう合わないって約束させられて。でも、半年前偶然街中で会ってお茶して、卒業するまであと少し、内緒で付き合うことになったの。」
「禁断の恋ってやつですか。」
「こっちに転校して来てからは真面目な学校生活をおくろうと思って、それで会長に立候補したんだ。」
「そうだったんだ。」
「だから、副会長は良い仲間。それに副会長がももちゃんのこと好きだったのはずっと前から知ってたから。だから前言ったでしょ?『付き合うなら副会長みたいな人にしな』って。あの頃から応援してたんだよ。めでたく結ばれて私も嬉しいわ!」
「はぁ……って、会長、あたしと長野センパイが付き合ってること知ってるんですか?」
「当たり前でしょ~!私生徒会長だよ!誰にも言わないから安心して!さ、そろそろ委員会始まるよ!行こ!」
「はい!」
博は会長の後を追うももこの姿を見ながら、ヤキモチを妬いてくれたことに秘かにニヤニヤしていた。
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