• テキストサイズ

High School

第17章 Class10.初めてを僕に(〃^ー^〃)の巻


「おっはよ~♪」

冬休みが明け、今日から学校。
いつもももこの挨拶に真っ先に答えてくれる健の元気がない。
「どうしたの?ケンケン。」
「別に。」
「温泉旅行どうだった?」
ももこの問いに健はガックリ肩を落とし教室を出て行ってしまった。
「あたし、聞いちゃいけないこと聞いた?」
ちょうど教室に入って来た准一に聞く。
「みたいね。」
准一はそれだけ答えるとそそくさと自分の席に着き小説を開く。

そしてももこはさやかと話しているきょうこの元へ。
「きょうこ、ケンケン元気ないけど、温泉どうだったの?」
「いきなりかい!」
「先に進んだ?」
「ダメだったんだって。」
代わりにさやかが答える。
「えっ!ケンケン使い物にならなかったの!?」
「ももちっ!」
「そうじゃなくて!」
「あたしがダメだったの。痛くて…」
しゅんとするきょうこ。
「そしたら健チャンが止めてくれて。でもそれからなんか気まずいの…」
「そうなの…」
「温泉は楽しかったんだけどね。喧嘩したわけじゃないからどうしていいかお互いわからないんだと思う。」
「普通にしてなよ!」
「うん…」
「ももちゃんはどうなの?先輩とまだ進展ない?」
さやかの問いに顔を赤くし黙り込むももこ。
/ 146ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp