第17章 Class10.初めてを僕に(〃^ー^〃)の巻
「キャハハハっ!センパイくすぐったい!止めて!」
「もう見ないか?」
「見ない!ギブギブ!」
くすぐったいあまりベッドに倒れこんで暴れていたももこは、その勢いでベッドのパイプに思い切り頭をぶつけた。ゴンと鈍い音がする。
「っつ~!」
声にならない声を出し、ベッドの上で頭を抱えているももこ。
「ごめん!大丈夫!?」
博は慌ててももこに覆い被さってぶつけた所を撫でる。
「もうセンパイ!痛いよ!」
ももこが顔を上げるとすぐ近くに自分の体に覆い被さる博がいる。
思わず黙り込んで見つめ合う二人。
ーどうしよう。なんか良い雰囲気になっちゃった…ー
博はそのままももこにキスをする。
長いキスをして、舌を入れてみる。
「んっ!」
ももこの体がまた震え始めた。
ー震え止めなきゃ!またガマンさせちゃう!ー
ももこは必死で体の震えを止めようとする。博は博で葛藤していた。
ーヤバイな。ガマンするって約束したのに、もう無理かもー
博はそのまま首筋にキスすると、ももこの服に手をかけボタンを外す。
「センパイっ!」
やはりももこは博の体を押し退け、顔を背けた。
「ごめん…」