第16章 オマケページはな篇 バス停
「こんちは!」
「こんにちは。今日はお招きいただきありがとうございます。」
「そんな堅苦しいのいいよ!」
「さっ!行こ行こ!」
ももこ先輩が私の手を握っていた岡田先輩の手を振り払い私と腕を組んで歩き出す。
「おい!」
「さすがの岡田先輩も、ももこにはかなわねぇなぁ。」
「はなちゃんどこから来たの?」
「てかその服ちょー可愛い~!」
きょうこ先輩やさやか先輩、ゆき先輩も私を囲んで話しかけてくれる。
やっぱり大スキな先輩が選んだ友達は、優しくてステキな人ばかりだった。
「何買ってこうか~?」
「はなちゃん何食べたい?」
「何でもいいはナシだよ~。」
緊張がなくなったわけじゃないけど、不安はバス停から降りて僅か10秒で消え去りました。