第7章 補習と追試は勘弁して?!
季節は過ぎ、5月。
今日の私は…いや、今日から2週間ほど、私は憂鬱状態に入る。
その理由は…
万美
「中間考査の時期だねー」
光紀
「俺、今回マジでヤバイかも…」
万美
「あんたは勉強しなさ過ぎ!」
圭太
「……梨沙、大丈夫か?」
そう、中間考査があるのです。
進級して、圭太達と同じクラスになれて浮かれていたこの頃、いきなり穴に突き落とされたような感覚。
梨沙
『大丈夫じゃ、なぃ~…』
万美
「梨沙も、ちょっとくらい勉強頑張りなさいよ…」
梨沙
『だって~…勉強、苦手なんだもん…』
万美
「だってもなにも、ないよ! 少しくらいは勉強しなさい!」
圭太
「光紀、お前も少しは頑張れよ。」
光紀
「なんだよ。二人して~…」
万美と圭太は成績優秀。
いつも学年10番以内には入っている。
それに比べて私と光紀君は…
勉強が出来ない。
毎回…ではないけど、赤点ギリギリな私。でも、唯一英語だけはいつも学年トップ。
でも、光紀君は…うん。運動が出来る以外ダメダメ。
梨沙
『はぁ~…Aversion to study…(勉強嫌い)』
圭太
「何で英語なんだよ。」
万美
「梨沙、英語だけは得意だからね。」