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両片想い

第3章 真樹斗の存在


ー梨沙sideー

校長
「で、あるからにして…」

相変わらず、校長先生の話は長い。
かれこれ30分ぐらい座ってる。

梨沙
『腰、痛いよー…』

万美
「これじゃあ、新入生の子達も可哀想だよね。」

そうなんです。今日は、新入生の入学式なんだ! 遂に私にも後輩が出来るんだぁ…!

梨沙
『でも、早く帰りたい…』

万美
「ホントよねー。私達、何のために今日ここに居るわけ?」

梨沙
『私達、別に居なくても良いでしょ~…早く帰って家でゴロゴロしたい~…』

万美
「私も~」

本当、長いよ! 早く終われ~……!
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