第2章 出会いは、ぶつかってくる
『あああありがとうございますっ!!』
多分今の私の顔は、ゆでダコに負けないぐらい真っ赤だ…
改めて手の主の顔を見る…透き通るような水色の髪に同じ色の瞳…
『うわぁ…綺麗…』
「え?」
『あっススススミマセンっっっ何でもないですっ』
「?それにしても…大丈夫でしたか?ぶつかって来た人貴女を助けずに走って行っちゃいましたね、あぁいうのが一番許せないです」
『…ありがとうございますね』ニコッ
『…あっそうだ!あの、お名前は、なんと言いますか?』
「僕ですか?…黒子テツヤです。貴女は?」
『きっ…希崎 美紗菜です!この後、予定とかありますか?』
思いきって聞いてみた…お礼がしたいから…
「無いですよ?」
『あ~そうですかぁ…ってえっあっ…なっなら私の家に来てください!!お礼がしたいので!』
「良いんですか?『全然OKです!!』…ならお言葉に甘えて」ニコッ
かっ…噛みまくったぁぁぁぁ…でも良かったぁ…