第2章 出会いは、ぶつかってくる
桜が舞う4月…には、少し早い3月下旬私は、今年から通う高校の前に来ていた。
『うわぁ…やっぱり広いなぁ…』
ここは、去年出来たばかりの新設校…誠凛高校だ
まだ4月ではないからと言っても桜は、咲いていて綺麗だった
ドンッ
『キャッ!!』
前から走って来た人にぶつかり思わずしりもちをつく…というか…ぶつかって来た人走り去っていったよ…
「大丈夫ですか?」
ドクンッ…
差しのべられた手の主を見たとき胸が高鳴った…何故だろう?
ただ…この時私は、運命を変える出会いをしたと思う