第1章 空から何か降ってきたときは大抵ろくなことがない
土方side
「オイ大丈夫か?!」
気づいたら総悟を置いて走り出していた。
ソイツは変な服を着て、...血まみれで倒れていた。
「...チッあんま時間はねえか」
声をかけた途端そいつの目が閉じた。
まだ死んでねえと思うが...
「土方コノヤローその雌豚ですかィさっき言ってたの」
「嗚呼、多分そうだ」
「...このままだとコイツ出血多量で死にそうでさァ。大江戸
病院に連れてきますかィ?」
「総悟...珍しいなお前が誰かを助けようとするなんて」
「っ...別に気まぐれでさァ」
嗚呼やっぱコイツも根は優しいんだな...
「フッ早く行こうな。コイツが死ぬ前に」
「それに調教したいんでねィ──ニィ」
やっぱ前言撤回だコノヤローォォォォォオ!!!
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医者「..もう大丈夫ですよ。出血は多量でしたが傷が
浅かったので。恐らく血が多く出やすい体質なのでしょう。
今は眠っています。しばらく彼女は安静にさせてください
ね」
「はい。ありがとうございます」
「ふーん。土方コノヤローコイツどうすんでさァ」
「黙れクソガキ!!・・・仕方ねえ一旦屯所連れて帰るぞ」
「へいへい」