第2章 昔ばなし
再び重なった二人の唇。
柔造の掌が エレナの後頭部を押さえ、より深く重なる熱。
「ん………ふぁ///」
生き物のようにねっとりと絡み付いてくる柔造の舌から伝わる熱は熱く、次第に荒くなっていく呼吸とともに何度も何度も角度を変えてはお互いを重ねて。
柔造「……… エレナ………はぁ…」
密着する体が動く度に、ギシ、と音をたてるソファ。
エレナ の腰の辺りに添えられていた柔造の手が服の隙間にするりと侵入する。
「___んんっ///!」
熱い掌が彼女の腰のくびれにそって上へと上がってくる感覚に、ゾクゾクと全身に甘い痺れが襲ってくる。
柔造の掌はゆっくりと感触を楽しむかのように肌を撫で、進んでいく。
そして程なくして布に包まれた膨らみにたどり着くと、下着の上から柔らかく揉むとビクリと跳ねる エレナの体。
「あっ……柔造っ///」
耳に響く愛しい エレナ の甘い声に、柔造は自分の下半身に熱が集まるのを感じる。同時に押し寄せてくる今すぐ彼女を押し倒し、欲望のままに自分の熱を エレナの中に吐き出したい欲求。
柔造(あかんなぁ……想像してたんより何倍もクる。………今すぐ着てる服剥ぎ取って俺のもんにしてまいたいわ。)
自分の熱に瞳を潤ませ、熱い吐息を漏らす エレナを見つめながら、柔造は触れていた手の動きを止め、チュ、と音をたて彼女の唇にキスを落とした。
「柔、造……?」
自分を見つめてくる熱の籠った瞳に、一瞬欲望に負けそうになった柔造だったが、それをぐっと飲み込むと優しく エレナの髪を撫で、そっと想いを告げて。
柔造「好きや……… エレナ。………ほんま、好き過ぎて堪らんのや。」
柔造の突然の告白に目を見開くエレナ。
「え…………本当に?」
柔造「……こんなん嘘つかへんて。俺はお前に初めて会うた時から俺の心はお前だけに向かっとるんやで?エレナ。」
白く透き通るような頬を撫でると、次第に赤に染まるそれ。柔造はエレナのそんな姿が可愛くて愛しくてぎゅう、と力強く抱き締めた。
「柔造……私_____んっ!」