• テキストサイズ

俺は妹に堕とされる。

第2章 sugar.1


もう少し…よく分からないが心地よい感情の中にいるのも悪くない。

まるでぬるま湯に浸かっているかのような感覚。

そばにある体温が、ゆっくりと俺の芯へと伝わっていく。


「…明日は学校だからな」


部屋の中の暗さでは壁にかかった時計の針は見えない。

もしかすれば日付などとうの昔に変わっているのかも知れないが、そこは確かめようがない。

閉じた瞼が重たいのだ。

「ん、分かってるよお兄ちゃん」

ふふっと笑った歩が耳元で“おやすみ”と呟いたのを最後に、俺の意識はぷっつりと途切れた。


/ 28ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp