第11章 菅原 孝支2
1人1人自己紹介をすると、バレー部の方々は練習に戻っていった
菅原先輩は、私の隣で練習を見ている
菅「どうだ?これがオレの仲間達なんだ!」
「仲間・・・・・」
バレーは団体競技だから、なおさら仲間の意識が高いんだろうな
菅「仲間がいると・・・できないこともできるような気がするんだ」
「・・・・・・」
それが、仲間の力・・・・?
菅「水原さんも、仲間を作ってみればいいんじゃないかな?」
「で、でも、どうやって作れば・・・
すると、菅原先輩はニカッと笑って
菅「そんなの簡単だべ‼俺達がいるんだから!」
と言い切った
「へ?私達、仲間なのですか?」
私が言った途端、他の部員が集まって来た
日「水原先輩!仲間ってことは、マネージャーやってくれるってことですか!?」
澤「おお!2年がマネになってくれれば、来年も安心だな!」
《おお~‼》
「え?いや、やるとは言ってないんですが」
私の弁解も通じず、マネージャーを引き受けることになってしまった
菅原先輩に至っては
菅「な?仲間ができたべ!」
菅原先輩・・・・
菅「少しずつ、変えていけばいいんだよ」
菅原先輩はそう言うと、儚く笑った