第11章 菅原 孝支2
バレー部が練習している体育館に着くと、菅原先輩が元気に中へ入っていった
管「よーっす」
菅原先輩に続いて入ると、全員が私に目を向けてきた
澤「スガ、遅かったな。・・・・ん?その後ろにいるn」
西「あぁっ‼」
主将っぽい人が話しかけてきたと思ったら、小さい人に遮られた
澤「・・・・西谷、どうしたんだ?」
西谷と呼ばれた人は、私を指さして言った
西「お前、水原彩香だろ?」
え・・・・?
「は、はい・・・・・そうです、けど・・・」
西「オレ、お前と同じクラスの西谷夕!」
同じ・・・クラス?
「・・・ということは、2年3組?」
西「おう!そうだ!」
へぇ・・・・
すると、さっきの主将さんが首をかしげた
澤「なんで、同じクラスなのに、そんなに驚いてるんだ?」
あぁ、普通の人は知らないんですよね
「私、教室には行ったことないんです。音楽室に通っていて」
クラスの人だって、今日初めて会った
澤「あ・・・・そうだったのか。ごめんな、変なこと聞いて・・・」
主将さんは、私のことを知らないみたい。なのに、なんで菅原先輩は知ってたんだろう?