第7章 影山 飛雄
オレが目を開けると先輩の顔が、少し動いたらくっつきそうなぐらい近くにあった
彩「か、影山・・・?」
先輩がそう言うと、オレの頬に息がかかる
「っ‼さっせん!」
オレは驚いて、ばっと先輩から離れると、頭を下げた
彩「ううん、シロを捕まえてくれたんだよね。逆にありがとう」
先輩が言って気づいた。オレは、シロを抱えていた
彩「影山っ、動物大丈夫になったね!」
「いえ、シロだけです」
そう言うと、先輩は考え込んだ
彩「うーん、店の動物たちはダメだったもんね・・・・・・あっ、そうだ!」
先輩は、何か思い付いたらしく、クローゼットの中を探し始めた
彩「影山、明日も空いてる?」
「いえ、明日は部活が・・・」
先輩はそれを聞くと、
彩「じゃ、体育館に持ってくね!」
今日はありがとね~、また明日!と言い、今日は解散になった
先輩は何を思い付いたんだ?