第6章 西谷 夕
男子バレー部の体育館まで来ると、西谷くんは、もう中に入っていた
・・・よし、出るのを待ってよう
待っていると、中の声が聞こえて来た
田「うぉぉ‼ノヤっさーん!」
西「おお、龍!」
皆、西谷くんとの再会を喜んでるみたい
すると、外からマネージャーさんが入って来た(美しすぎる‼)
そして、そのマネージャーさんに向かって、西谷くんは飛んで言った
西「愛しの潔子さんっ!あなたに会いに来ました‼」
その言葉を聞いた瞬間、私の胸がぎゅっと苦しくなった
・・・そっか、西谷くん、あのマネージャーさんが好きなんだ・・・
私、何浮かれてたんだろ。
少しぐらい仲が良いからって、あのマネージャーさんに勝てる訳ない
私は、告白を諦め、家に帰った