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ハイキュー 短編集

第6章 西谷 夕


西谷side

オレは彩香に、足の手当てをしてもらっていた

あー、本当カッコ悪い所見せちまった

彩「うん、これで大丈夫!」

お礼を言うのが恥ずかしくて、つい不満を言ってしまった

「だから大丈夫だって」

そう言うと、彩香は無視してぼそっとつぶやいた

彩「・・・本当に心配したのに・・・・」

え・・・心配してくれたのか?

もう一度聞くために、

「?何か言ったか?」

と言うと、

彩「え!?な、何も言ってないよ!」

そう言って、そっぽを向かれてしまった

その姿に、トクンと胸が高鳴った

え、何だこの音?

よく分からず、彩香をじっと見ていると、胸の鼓動がドキドキ速くなっていった

そして、気づくと彩香に抱きついていた

彩「わっ」

彩香はこっちを向くと、顔を真っ赤にさせて、オレの名前を呼んだ

彩「ににに西谷くん!?」

その声に、はっと我に返って、ばっと彩香から離れた

お、オレ何やってんだ!?

硬直状態の彩香に向かって

「ごめん!本当にごめん‼」

すると、何かから立ち直った彩香が

彩「いや、大丈夫」

と言ったので、ほっとした

動揺を隠すために、

「えっと・・・練習、やるか?」

と、話題を反らした

彩香も

彩「そうだね・・・」

と言って、2人で保健室を出た

オレの鼓動は、まだドキドキしてる

本当にオレ・・・どうしちまったんだ!?
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