第16章 菅原 孝支3
管「ふぅ・・・美味かったな、麻婆豆腐!」
うんっ!また行きたいね~
管「さて、次はどこ行くか・・・?」
・・・・・・あっ、あそこ・・・!
「こっ孝支!行きたいとこあるんだけど・・・!」
管「ん?」
孝支は私が指差したとこに目をやると
管「おー、あそこ!行くべ!」
私たちは、駆け足でそこへ向かった
そこにあったのは
「キレイ・・・・!」
大きなクリスマスツリー!
その周りには、色んな動物のイルミネーションが施されている
管「キレイだな・・・・」
こんなとこに、キレイなクリスマスツリーがあるなんてね!
孝支と一緒に見れて良かった・・・
管「なあ、彩香・・・・・?」
「ん?どうしたの孝支?」
管「孝支じゃない、スガサンタだべ!彩香の願いを1つ叶えてあげる!」
ふふっ、スガサンタって・・・・・
「"願い"かぁ」
ホントに叶うんなら・・・・・
「私・・・・・」
やっぱり、やめた
「・・・一緒に家まで帰って欲しいです」
管「え!?そんな願いでいいの?」
「うん!」
願いって、自分で叶えるものだもんっ!楽して叶えようなんて思わないよ!
それに、孝支と一緒に帰れるのは嬉しいし!
管「ホント、彩香は・・・」
呆れられたかな?
管「人のことばっか考えすぎ‼少しは自分のことも考えて!」
そう?そこまで考えたことないんだけど・・・
「自分のこと、考えてない訳じゃないよ。ただ・・・願いは自分で叶えていきたいの」
だからね、願いはあれでいいの
管「はぁ・・・・仕方ないな」
孝支は溜め息をつくと、私を抱き締めた
「ここここここ孝支!?」
管「オレの願いも叶えてよ、彩香サンタさん?」ニヤッ
もう・・・・・願いじゃなくても、普通にやればいいのに。彼女なんだから