第16章 菅原 孝支3
管「んじゃー帰るかー」
「そうだね!」
孝支はそう言うと、私の手を握ってきた
管「手繋いで帰っても・・・いいか?」
「ん!いいよ!」
孝支と手を繋いで帰る帰り道
手、暖かいな・・・・・
管「彩香・・・願いは自分で叶えるって言ったけどさ・・・・・・」
「?」
管「そんな・・・独りよがりのならなくても良いと思うんだ」
独りよがり・・・・・
管「だからさ!オレにもできることがあったら、何でも言えよ!ってこと」
孝支・・・やっぱり優しいね
「ありがと孝支。なにか頼めることがあったらいいね~」
でも、残念ながら無いかもしれない。自分自身で叶えることで、達成感があるんだから
いつか、達成できればいいな
管「・・・っと、もう家着いちゃったかー」
「送ってくれて、ありがとね!」
管「彩香・・・ホントにこんな願いで良かったのか?」
「うんっ」
もう会えないって訳じゃないし、夕方から会えただけでも充分だよ!
管「じゃあ、最後に・・・」グイッ
「こ、こう・・・!?」
チュッと軽いキスをすると、孝支は私の頭を撫でた
管「メリークリスマス、彩香!」
「‼うんっ!メリークリスマス!」
ーfinー