第2章 洛山高校
嵐のように現れて消えたこーちゃんをぼーっと見ていると、レオ姉がため息をついた。
レ「全く。少しは落ち着けないものかしら…」
「いいじゃない、賑やかで」
レ「まあ、そうだけど。………ところでちゃん。私の呼び名は決まったかしら?」
すごい、忘れてなかったんだ。
「うん。レオ姉って呼ぶね。なんだか一番しっくりくるから」
レ「わかったわ。あ、もう次の授業始まるわ。席に着いておきましょう」
「そうだね」
二時間目も三時間目も四時間目も、レオ姉が色々助けてくれた。
~飛んでお昼~
「レオ姉ありがとう。助かったよ」
レ「いいのよ。ねえちゃん、一緒にお昼食べない?」
「いいよ!!」
小「レオ姉~!!それにちゃ~ん!!」
「こーちゃん!!どうしたの?」
小「一緒に食べよーよ!!永吉もいるから!」
「永吉?」
レオ姉があらかさまに嫌な顔をする。
「レオ姉?」
レ「永吉本当食べる量すごいのよ。それに下品だし。見ててこっちが食欲なくなっちゃうわよ」
小「いいからいいから!おいでよちゃん!永吉紹介してあげるから!!」
え。
有無を言わさずこーちゃんは私の腕をガシッとつかんで引っ張っていった。
「え、ちょ…きゃーーーーーぁ…」