第3章 〜暇つぶし〜
『なんか、懐かしいね。こうやって3人で遊ぶの。昔もこうやって遊んでたっけ』
緑「…そうだな。いつもお前が親に塾が長引いたと嘘を言って遅くまで秘密基地に来てままごとをして遊んでたな」
あの頃の秘密基地は、公園の端っこにある、草むらのところを改造したところなんだけどね
翌日にはボロボロになってるというあるある
高「んで俺とユウカが夫婦役で、真ちゃんがいつも子供役かペットだったよな。それもうさぎ」
和成はケラケラと笑って、真ちゃんは顔を真っ赤にさせている。
『あー覚えてる。私が無茶振りでさ、うさぎやって!って言うと、真ちゃんが、きゅーきゅーって、ぶふっ』
そうなんです。私達3人は、幼馴染みなのです!
めっちゃ仲良かったよ。うん。
今もだけどね。どやあ。
でも、…
『でも、2人には本当に悪い事したと思ってる。あの時…』
高「ユウカ。それはもういいから。言わない約束だろ?」
緑「そうなのだよ。いつものお前らしくない。お前は笑ってる方が似合う」
『…そう?ありがと。へへっごめんね?私の悪い癖だ。あ、今何時?』
高「んー。9:27だから、大体9:30だな」
『んー。荷物たくさんあるから…用意もしないといけないし。着替えもしなきゃ。あ、2人ともお風呂に入ってきた?』
緑「そういえばまだなのだよ。お前が入っているときに俺と高尾は話をしていたからな」
『そか。じゃあお風呂入ってきな。真ちゃんも用意しないと』
高「だな。んじゃ、まず俺ら風呂入ってくんね。
待ってろよ」
和成はイケボ風に気取って言ってきた。
…声イケメンちね
『やだ。ユウカちゃん照れちゃう』
緑「なんなのだよこの茶番は。ユウカ、お前に関しては気持ち悪いからやめるのだよ」
『うっさい。さっさと行ってきなー』
高「おーっす」
パタン
『…ごめんね。和成、真ちゃん…』
現在時刻9:45