第4章 か、会場で会っちゃった!?
キルア「そんなことないッッ!#NAM#E2#はオレの大切な人だから、絶対に離さねぇよ!だって、こんなに#NAM#E2#のこと愛してるんだぜ!?お前がオレの前から居なくなったらって思うと…このオレの気持ち、どうしてくれるんだよッッ!」
間髪容れずにキルアが叫ぶ。僕は胸の奥が暖かくなったのを感じた。
『キルアァっっ!僕ももうキルアから離れたくない!キルア大好きだからぁっっ!』
我慢できない。
僕はキルアに抱きついた。
一筋の涙が頬をつたう。
そして、堰をきったように、涙が次々と溢れ、頬の上を流れてキルアの肩に落ちる。
暖かなキルアの体温が、暖かなキルアの気持ちが、僕の躯に伝わり、全身に回る。
キルア「気がすむまで泣けよ。オレが全部、お前の気持ちを受け止めるから。」
『ばか。キルアだって泣いてんじゃん。…でも、大好き//』
こんな、戦闘能力が著しく低下した僕に寄り添ってくれるキルア。
やっぱりキルアに出逢えて良かった。
イルミ「一応、腕力とか脚力はまだまだ残ってるから、そこは大丈夫だ。」
イルミの言葉も遠くで聴こえた。
キルアに抱きついたまま、いつしか僕は眠ってた。
起きてみると、キルアは僕を抱き締めたまま、まだ起きていた。
『キルア?皆は?』
キルア「それぞれ帰ってったぜ」
『そう…』
今度は普通に眠くなった。
今日は、キルアと抱き合ったまま、二人で眠った。
心も、躯も暖かくなった。