第4章 か、会場で会っちゃった!?
………アミ!!…アミ……!!!クロダクロダ アミ!!!おーーい!!
自分の名前を呼ばれ、意識が戻る。
目の前にキルアとヒソカが居る。
『ぼ…僕、何があったの?』
ヒソカ「いきなり意識なくして倒れたんだよ」
し…知らなかった!そんなこと…
キルア「クロダ アミ!ホントに心配したんだぜ!?」
キルアは僕の躯をギュッと抱きしめる。
暖かい…安心するって、他人の体温って、こんなに暖かいんだ…
『キルア…ありがとう……』
その時、ドアを軋ませながら、イルミが入ってきた。
イルミは近くの椅子を手に取り、僕とキルアの前に腰を下ろす。
イルミ「クロダ アミ。何故自分が倒れたか、解るか?」
『解らない…』
イルミ「ここ何ヵ月か、魔力を使ってなかっただろう?そして今日いきなり魔力を使った。だからアレルギーのように異常反応が起きたんだ…」
なんだ。それだけか~。良かっ………
イルミ「それで、残念なことにもう、魔力がお前の躯からすっかり抜けてしまったんだ」
え?僕、魔女じゃなくなったの…?もう狙われないのは嬉しいけど、守られる意味がないから…
『じゃ…じゃあ、もう、ゾルディック家には、い…居られないの…?』