You will... kiss on someone...
第9章 眠り姫
もうそろそろ寮に戻らないと。
一向に起きる気配がないので僕は世間で言うお姫様だっことやらにした。
「由紀、あんなに食べるのになんで軽いの...」
すごく軽い、しかも体が冷え切ってる。
僕は自分の上着を由紀にかけた。
気持ち良さそうに寝ている。歩き始めると僕の胸に由紀は顔を埋めた。
『ん...いい香り...』
起きたのかドキッとしたけど、また寝息を立て始めた。
「寝言か...」
しかし、胸のあたりがどくどくとする。
体の温度がどんどん上がるのがわかる。
どうしよ...ファンの音聞こえてるかな...
今、藍のメインシステムの温度が上昇しているため冷却のファンがフル活動している。
今切っちゃうと確実に僕がオーバーヒートしてどうしようもなくなる。
もし、気づいてしまったらと思うとドキドキした。