You will... kiss on someone...
第6章 キミに届け。
近くの自販機で温かいコンソメスープをチョイス。
『あー、染み渡るぅ。』
湯気のたっている缶を両手で持ち道の真ん中を歩く。
周りには木がたくさん生えているせいか、迷い込んでしまったアリスの様な気分になった。
着いた先は大きな湖。
『ここだったら、大声出しても大丈夫だよね?』
すぅーっと息を深く吸う。
『ラララ〜♪ラララ〜♪』
周りに何もないのでのびのびと歌う。
ねぇ、届いてる?愛音、君の好きな歌だよ?
『っ...』
なんで?なんで涙が出るの...
『意味がわかんないよ、ほんとに...』
拭っても拭ってもどんどん溢れ出てくる。
『止まってよ...ねぇ...』
淚声になり、立っているのも辛くなってきた。
私は草むらにしゃがみこんだ。
『ばかぁ...』
気が済むまで泣き疲れきったのか私の意識は遠のいて行った。