第2章 ここは、どこですか?
現れたのは、容姿が整った美形集団。
思わず目を見開いて固まった。
どこか人間ではないような
神秘的な姿に、寒気が走る。
「申し遅れました。
私は、静と申します。」
「俺は、遠・・」
「俺は雷よろしくねー!」
銀色に水色が混ざったような
髪をした人が静。
朱色のような鮮やかな
髪をした人が遠。
金色で透明に近い感じの
髪をした人が雷。
綺麗な顔立ちになんだか
緊張してしまう。
「うんうん!
近くで見ても可愛いねぇー♪」
「ふふっ、そうですねぇ。
とても可愛らしいです。」
「・・・(コクリ)」
可愛いだなんて
目がおかしいんじゃないだろうか。
言われ慣れない言葉に狼狽えた。
「貴方は、相沢優希様ですね?」
なんで私の名前を・・・
そんな私の疑問も知る由もなく
話が進んでいく。
「これから三国無双時代に行きますが
安心して下さい。
あなたの事は守りますから。
命の危険はありません。」
「そうだよー!
だから、楽しんでねぇ♪」
「いつも、見守ってるからな。」
それから彼らの姿が消えた。
と、思ったら辺りが光り始めて
眩しくて目を瞑る。
次に目を開けた時、唖然とした。
「貴様!何者だー!
この名族である袁紹が話してる最中に!!」
怒りを露わに指をさす男の人。
この人は・・・袁紹?
っというか私はどこにいるんだろう?
辺りを見渡せば更に唖然。
歴史に残る武将達で勢揃い。
確かに彼らが言った通り
三国無双の時代だ・・・