第2章 ここは、どこですか?
「んんー・・・眠たい。」
いつもの日常、いつもの屋上
いつものようにお昼寝。
一つ違っている事といえば・・・
屋上から落下してること。
「どーいうことなの~!!」
眩しい光に目を閉じた瞬間
感じた浮遊感。
そして今現在、落下しています。
あぁ、落ちたら痛いよなぁ・・・
これから来る痛みに目を閉じる。
怖くて仕方がないけれど
落ちた今。どうしようもない。
間違いなく、生きてないだろう。
「生きてるぜ。」
不意に声が聞こえてパチリと
目を開ければ、逆さになっていた
体が元に戻る。
ど、どうなってるの・・・?
気がつけばあたりは真っ白。
まるで違う世界にいるよう。
「え?あ、あの・・」
「これから貴方には
ある世界をプレゼントいたします。」
「プレゼント・・・?」
「君が願えばその通りになるから
今のうちに沢山願っておきなよ~♪」
「ま、待ってください!
ある世界って・・・」
「三国無双。」
三国無双!?
どういう事なのか
プレゼントって・・・そんな
プレゼントできるの?
意味が分からず頭が混乱する。
「え?えーと、イマイチ
理解が・・その前に貴方達
誰なんですか?」
その言葉に、すぅと周りが淡く光って
影が3つ浮かび上がった。