第1章 新入部員たち
『あの時のノッポくんとそばかすくん!!』
入って来たのは、1年生を勧誘している時に
私が目を付けた2人組だった。
澤「じゃあ、取り敢えず簡単に自己紹介よろしく!」
月「1年4組 月島 蛍 です。
宜しくお願いしまぁーす」
山「同じく1年4組の山口 忠です!
お願いします!!」
まさか、バレー部に入ってくるとは思ってもいなくて
驚きを隠せない。
他の皆も月島のタッパに驚いてる様子。
澤「入部初日だし、今日は簡単な練習だけやってもらうから!
よし!じゃあ、始めるぞー!!」
大地さんの声掛けでウォーミングアップをとっていき
新入部員を交えた初めての練習が始まった。
そして、初日ともいうことがあって
少し早めにに月島と山口は体育館を後にした。
田「……けっ!
なァ〜んか、気に入らねーな
さっきの新1年!」
菅「お前、初対面の奴大体気に入らないじゃん
アレだろ、そういう習性だろ」
田「習性って……」
『ブフォッ』
2人の会話を聞いて思わず吹き出してしまう。
田「何笑ってんだ、てめぇーコラ!」
『ごめんごめん…プッ』
菅「でも…予想以上の来たな…
明日、大丈夫か」
スガさんの言う通り
どれくらいの技術があるか分からないが
月島のタッパはすごい武器だ。
それに対して、レシーブもままならない日向がいる状態では危ないかもしれない……
田「だ、大丈夫ですよ俺だって入るんスから!!」
菅「…そうだな、影山も居るしな」
田中のポジティブ発言をバッサリ切り捨てるスガさん。
それに、またもや吹き出しそうになるが
なんとか抑える。
菅「──でもさ、影山ってな〜んか中学ん時より大人しくない?」
田「えぇっ!?どこがスか!?
クソ生意気じゃないスか!」
菅「中学と時はもっと、こう
絶対的自信を持ってたというか……」
『あぁー分かる気します。
俺がセッターだ!!っていう感じが凄い伝わってくる感じで…』
田「?どっちみちクソ生意気です」
菅「お前に聞いたのが間違いだった!」
((いやー…今日のスガさん切れ味いいなぁー…))