• テキストサイズ

【黒子のバスケ】猫被り×猫被り

第3章 01




「ちゃん、ちゃんも一緒にご飯食べよー!」


「うん!そっちに椅子持ってく?」


「ううん私がそっち行くよー!」



数日後の昼休み、仲良くなった女の子(大量)で一緒にお弁当を食べることになった。なんで女子は群れたがるのか、そんな群れたってメリットよりもデメリットの方が多いでしょうにアホか

そう思いながらこっちにわざわざやって来る女子達を見ながら私は椅子に座って手を消毒するジェルが入っているチューブからそれを出して消毒してから、お弁当を広げた




「え!?ちゃんお弁当少なくない?」


「え…そうかな、私これでお腹いっぱいなんだけど…」


「絶対私足りなーい!」


「だから細いんだよ!うらやましー…」


「細くないよ!今ダイエット考えてて…」


「必要ないでしょー、むしろウチらの方がダイエット必要だってー」



下品に笑う彼女達を前ににっこり笑いながらご飯を一口、ゆっくりとよく噛みながら食べる

ダイエットなんて普段からしっかりカロリー計算しとけば必要ないっつの、と思いながら「あ、そうだ」と言ってカバンを漁り、可愛い入れ物を取り出した




「あのね、クッキー作ったんだけど作りすぎっちゃったの…食べない?」


「わー手作り!?食べる食べるー!」


「ありがとーめっちゃおいっそー!!」



次々と取っていく彼女達を見ながらさっきのダイエット発言はどうしたの、もう忘れたの?と考えていると、横にいた子が私の肩をトントンと叩いてきた

何かと思い彼女を見ると、「男子達にもあげなよ!」とボソッと言ってきて、何命令してきてんだコイツ。と内心少しイラついた




「え、でも迷惑だよ」


「いいじゃん!ねー男子!のクッキー食べなーい?」


「(何勝手に話進めてんだよ…)」



内心先程のイライラに加えて怒りを感じたがそれを感じさせないよう笑みを浮かべて、「迷惑じゃなかったら、食べてくれる?」と顔を傾けた

すると顔を赤くした男子がこっちにやってきて、クッキーを一枚取り食べていった






/ 19ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp