第2章 再び、戦いへ・・
壁外調査の朝。
周りの空気は緊迫していた、今日死ぬかもしれない、人類の勝利に一歩でも近づけるように・・。
それぞれの想いが交錯している。
大丈夫だろうか・・#リウ#は、左手を見つめた。
まだ記憶に残っている恐怖、屈辱。
今こそ、人類の勝利だ。
開門の鐘が鳴り響く。
巨人との闘いが始まる。
「#リウ#、あまり無理はするな、無駄な戦闘は避けろ、貴女の想いも皆の想いも一緒だよ。私達が付いてるから」
先輩の言葉に頷き、作戦通り、馬を走らせていく。
いつ、何処で巨人に出くわすか解らない。
一秒たりとも気は抜けない。
ドーンと、煙弾が撃たれた。
巨人だ。
#リウ#も煙弾を打つ。
「ついに来たぞ、#リウ#やれるか? 」
後ろから巨人が迫る。
「絶対に殺す!」
#リウ#は、馬から離脱し、立体機動装置を動かす。
決して逃さない!
剣を振り上げ、巨人のうなじを削ぎ落とす。
「急げ!#リウ#!目的地点まで、走るぞ。
また巨人が追ってくる筈だ。」
#ジャン#は無事だろうか?
彼のことなら心配要らないだろう。
また#ジャン#も同じ気持ちだ。
再び、巨人が追ってくる。
「#リウ#!お前は先に行け!後は俺がやる」
#リウ# は目的地点まで向かう。