第7章 まさか・・・・・あの赤頭は?
「はい、できたぜ。」
オムライスにサラダにスープ。
美味しそうだ。
テーブルに並べられる料理に
私は笑みを浮かべた。
「料理、ありがとう。」
「いんや、別になんてことないぜ。」
俊がニカッと屈託のない笑みを浮かべ
頭をポンと軽く叩く。
「美味しいといいけどね。
それじゃ、食べようか?」
皆が、それぞれ席につく。
手を合わせていただきます。と
挨拶をして食べ始めた。
「うん、美味しい。」
「うまいっス!」
「んまっ!」
オムライスを口に入れて
それぞれ、美味しいと
口にしていく。
「口にあって良かったぜ。」
ふっ、と笑って翔も食べ始める。
今日は朝ごはんも昼ごはんも
作ってもらって、至れり尽せりだ。
「ところで晴華
午後はどうするんだ?」
俊の問いかけに私は
少し考えて、口を開く。
「仕事するよ。
まだ、終わってないからね。」
「俺たちも手伝うか?」
「いや、今はまだ大丈夫。」
首を振って遠慮する。
翔はそうか、と頷いてスープを
口に入れた。
「僕たちが必要になったら
いつでも呼んでね?」
「うん。」
小さく頷いて
オムライスを口に運ぶ。
運動したのと、ご飯が美味しいから
食が進む。
ふと、視線を感じて
顔を上げれば3人が優しい表情で
こちらを見ていた。